目標を立てると、なぜかうまくいかない。
それどころか、「達成」の前に、「継続」すらできなくなる。
この原因、意外とシンプルで──
そもそも“時間軸”の設定がズレている可能性が高い。
「1年で東大」「1年で甲子園」みたいな目標設定。
マンガでよく見るし、実際にそれで成功する人もいる。
学生なら、受験や大会など明確な“締切”があるから、それはそれで成立する。
ただ、社会人になるとどうだろう。
- 明確な締切がない
- 成果を出すタイムリミットも曖昧
- やらなくても誰にも怒られない(仕事以外)
こうなると「1年で達成する!」という発想が逆に足かせになることもある。
たとえば、あなたが「毎日英語の勉強をして、1年後にペラペラになりたい」と思ったとする。
でも、1年後にペラペラになってるビジョンが想像できなかったり、
途中で「全然できてない」と落ち込んでやめてしまったりする。
なぜなら、1年でできることって、実はたかが知れているから。
でもこう考えてみてほしい。
「1年で圧倒的に変わろう」じゃなくて、
「5〜10年かけて、ゆっくり大きくなる」
これが社会人の最適解なんじゃないか。
習慣の力って、正直“即効性”はない。
でも、5年後・10年後に残る“確かな実力”を作れるのは、間違いなくこの習慣の積み重ねだけだ。
だからこそ──
- 短期で無理やり結果を出そうとしない
- 結果より「淡々と続けられる形」を優先する
- 毎日じゃなくても、週3でも、継続ができるよう設計する
そうやって長期戦で勝つマインドセットを持つだけで、継続はずっとラクになる。
【まとめ】
社会人にとって、最大の武器は“焦らないこと”。
短期で変わろうとするほど、継続が苦しくなる。
でも逆に、「5年後の自分を育ててるだけ」と思えると、心がフッと軽くなる。
1か月で変われると思うな。
10年後に“別人”になっていれば、それで勝ちなんだから。