マーケティングやブランディングに“騙されるな”

マーケティングやブランディングは、本来すばらしい力だ。

いい商品、いいサービスがあるのに、なぜか知られていない。魅力がうまく伝わっていない。そんなときに必要なのが、この「伝える力」だと思う。だから、マーケやブランディングは本質的には“正義”だ。

ただし——その力があるがゆえに、「中身がないもの」でも売れてしまうことがある。

ネット業界、とくに情報商材や無形のサービス、そして“人”を売る業界ではこの傾向が顕著だ。差別化がしにくく、誰でも参入できる領域では、見た目や演出、肩書きや口コミ風のレビューがすべてを左右してしまう。

この前、とあるブランディングが上手なサービスの無料相談を受けてみた。

見せ方もコピーも、ものすごく洗練されていて期待感が高まった。だが、蓋を開けてみれば、実態は期待値を大きく下回るものだった。

「見る目を持つ」って、ほんまに大事やなと痛感した。

そして同時に、自分が今後サービスやコンテンツを提供していくとき、「伝える力」に頼りきるのではなく、ちゃんと“中身”も磨き続けなきゃいけないと改めて思った。

マーケティングもブランディングも必要だ。むしろ、めちゃくちゃ大事。

けれど、それに溺れた瞬間から、虚構の上に立ってしまう。

だからこそ、
「ちゃんと力があるものを、ちゃんと伝える」
この順番を間違えないようにしたい。

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