―それは「劣等感」と「情けなさ」という最高の贈り物だ。
いい会社に入る、スポーツの強豪校に進む、進学校に通う。
こうした「ハイレベルな環境」に身を置くことの本質的な価値はなんだろうか?
成長できる?
切磋琢磨できる?
もちろんそれもある。けど、もっと大事なことがある。
それは——
「自分の小ささ・弱さ・しょうもなさ」を強制的に突きつけられること。
小さなコミュニティで王様やってるとき、人は無自覚にこう思っている。
「俺、けっこうイケてる」って。
勉強ができる、スポーツができる、仕事もまあまあできる。
でもそれ、単に周りがぬるかっただけかもしれない。
進学校や強豪校、リクルートみたいな化け物集団に入るとすぐわかる。
「え、俺って全然やん…」
そして、鼻がバキッと折られる。プライドが崩壊する。
でも、それでいいんだ。
人間、負の感情からしか本気で動けない説
人はだいたい、ポジティブな動機じゃ動かない。
「夢があるから」じゃなくて、「このままじゃ終わる気がして怖いから」
「尊敬されたい」じゃなくて、「今の自分がダサすぎて恥ずかしいから」
こういう**“負のエンジン”**で動く生き物だと思う。
優秀なやつに囲まれてると、毒を吐きたくなるときもある。
「あいつのやり方は正攻法じゃない」
「あの成功は一時的なもんだ」
でもそれは、だいたい自分の未熟さへの言い訳だ。
それをグッと飲み込んで、
「いや、今の俺、マジでレベル低いわ」って認められるかどうか。
ここが分かれ道。
「しょうもなさ」の実感は、最高の財産になる
しかも怖いのは、自分より優秀なやつが、自分より努力してるってとき。
あの瞬間の絶望感。
「え、俺って何してたん…?」っていうあの感覚。
でも、それが宝になる。
恥ずかしさ、情けなさ、悔しさ。
これ全部、「今よりマシな自分になる」ための火種だ。
結論:
自分より優秀なやつらといろ。
あとは、負けを直視しろ。
そしたら、ちゃんと勝てるようになる。
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