「たまには、だらけてもいい。」 〜ストイックと堕落のあいだにある“ちょうどいい自分”〜

最近、ちょっとしたことにイラッとして、感情を爆発させてしまうことが増えていた。
仕事やプライベートの鬱憤が積み重なり、ストレスがじわじわと心を侵食していたのだと思う。

自己管理にはそれなりに気をつけていた。
早起き、食事制限、禁欲。
いわゆる“いい習慣”をきちんと続けていたつもりだった。

なのに、不思議とイライラは止まらなかった。
むしろ、「イライラする出来事」を自分で引き寄せているような気すらしていた。
スピリチュアルで言う「波動」ってやつかもしれない。
感情がトゲトゲしていると、やってくる出来事もトゲトゲしている。

そんなある日、ちょっと嫌なことがあって、全部がどうでもよくなった。
気づけば酒を飲み、夜更かしし、朝寝坊して、まるで習慣をぶち壊すかのように“乱れ”まくった。

でも、翌朝。
なぜか気持ちはスッキリしていた。
身体も軽い。むしろ快調だった。

そこで思った。

「あ、俺、“良いこと”ばっかやりすぎてたのかも」と。

ストイックに頑張るのは良い。
でも、それが息苦しさになっていたら、本末転倒だ。
まるで、きれいすぎる川には生き物が住めないように、
ちょっと濁ってるくらいの川の方が、自分には合っている気がした。

もちろん、堕落しすぎて何もできないのはダメ。
だけど、たまにサボったり、甘えたり、バカになったりすることも「生きるための知恵」かもしれない。

人間、バランスがすべてだ。
ストイックすぎてもダメ。
だらけすぎてもダメ。

その中間にいる“ちょうどいい自分”を探すこと。
それが、「生きるってむずいなあ」と感じる理由なのかもしれない。

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