あいつはすでに超えている

「あいつ、全然努力してないのに上手くいってるよな」
「なんで俺だけ、こんなに頑張ってるのに報われないんだ?」

そんなふうに思ったことはないだろうか。

正直に言えば、俺は何度もある。
嫉妬して、惨めになって、神様なんて不公平すぎるだろって本気で思った。

でも最近、少しだけ考えが変わった。いや、変わらざるを得なかった。

才能がすべて、なのか?

世の中は残酷だ。
練習してもヒットが打てない選手より、練習をサボっててもヒットを量産する選手の方が評価される。
才能がすべて。
そう思いたくもなる。

じゃあ、才能勝負ならやる意味ないじゃん?と思うかもしれない。

でも、少し立ち止まって考えてみてほしい。

「努力してないように見える」だけかもしれない

あいつが今、努力してないように“見える”のは、
もしかしたら、過去に誰よりも努力して、その結果が今になって出ているだけじゃないのか?

そうだとしたら話は変わってくる。
努力してないから上手くいってるんじゃない。
努力した上で、もう“超えた”人間だから、そう見えてるだけかもしれない。

それなら、そんな相手に嫉妬して足を止めてる自分の方が、よっぽど情けない。

壁は、全員にやってくる

どんな才能ある人間でも、どこかで必ず壁にぶつかる。
うまくいかない時期もある。苦しむ夜もある。
俺だけが苦しいわけじゃない。
あいつも、あいつなりの壁を乗り越えてきただけなんだ。

そして、**今の俺にある壁は、「今の俺にふさわしい壁」**だ。

だからやることはシンプル。
日々、自分のやるべきことをやって、乗り越える準備をするだけ。

あいつに負けてる理由

あいつに負けてるのは才能のせいじゃない。
「越える覚悟」も、「越えてきた数」も、まだ俺の方が少ないだけだ。

だったらやるしかない。
たとえ悔しくても、情けなくても、毎日を積み重ねていくしかない。

たまには弱音を吐いたっていい。
でも、言い訳はするな。
そしてすぐに切り替えて、また前を向け。


あいつはすでに超えている。でも俺だって、これからだ。

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